winelist

余市のテロワールを凝縮する、私たちがつくるワイン。

白・スパークリング
Kerner Sparkring (ケルナー・スパークリング)
Bacchus Sparkring (バッカス・スパークリング)
白ワイン
Kerner (ケルナー)
Bacchus (バッカス)
Charonnay (シャルドネ)
Kerner Auslese (アウスレーゼ)
赤ワイン
Zweigeltrebe (ツヴァイゲルトレーベ)
Dornfelder (ドルンフェルダー)
Cuvée Cabernet (キュヴェ カベルネ)
Pinot Noir (ピノ・ノワール)
 約40年前、ドイツ留学・オーストリア研修から帰国する際、40種類のワイン専用ぶどう品種を私自身で持ち帰りました。ドイツ国立研究所の教授達の推奨を参考に、私が好きな品種も入れました。その後、これらの品種群は北海道中央農業試験場を経て、西北海道全域に植えられました。
 現在、余市町では約40軒のワイン専用ぶどう栽培農家が合計で120ヘクタールの畑を経営しています。この120ヘクタールの畑からとれるワイン専用ぶどう品種の量は約1,000トンで、我が国の総量の約1/4にあたります。品種の分布は現在のところ、白ワインとなるドイツ系のケルナー39%、バッカス15%、赤ワインとなるオーストリア系のツヴァイゲルトレーベ25%と3品種で約8割を占めており、全て私が1977年に日本に持ち帰ったぶどう達です。
 また、近年では温暖化による気温上昇を受けて、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・グリ、ゲヴェルツトラミナー等のブルゴーニュやアルザスの品種も栽培されるようになってきています。
 余市のテロワールを生かしたワイン造りを標榜するOcciGabi Wineryでは、上記の品種群に加え、フラッグシップとして私が名付け親となっているカベルネ・ソーヴィニヨンの交配品種でのワイン造りに挑戦しています。
白・スパークリング

Sparkling スパークリング

ワインに炭酸を内包させたスパークリング・ワイン。ドン・ペリニョン師による発明以降、様々な製法が確立されています。

 スパークリング・ワイン(炭酸ガス内包型ワイン)には、3つの醸造法があります。現時点では②の炭酸ガス後充填式スパークリング・ワインのみですが、今後は①や③についてもご提供すべく、日々研究しているところです。
 
①伝統的手法によるスパークリング・ワイン
 ビン内二次発酵方式スパークリング・ワインとも言います。かつて欧州に於けるワイン造りの北限がパリの東200km、ベルギーのすぐ南のシャンパーニュ地方だった頃、当時は中世の寒冷期にあたり、ぶどうの未熟味、酸っぱさゆえに、中央のパリに持っていってもシャンパーニュ地方のワインはあまり評判がよくありませんでした。伝説では、赴任してきた修道院の副院長がこの酸っぱいワインを少しでも飲み易くしようと出荷前に砂糖をちょっぴり混入したとか。ルイ・パストゥールがこの世に現れる前のことですから、発酵の原理や酵母の存在そのものがまだ知られていない時代です。大航海時代のカリブ海からの贈り物ともいうべき砂糖は当時非常に高価なものですからほんの少量。ところが、当時のビン詰め技術は原始的なのでビン内には酵母や雑菌が残っており、加えられた砂糖は酵母の餌食となり、ビン内で再び発酵が始まります。発酵は、糖分を、アルコールと大量の炭酸ガスに分解する工程ですから、ほんのちょっぴりの砂糖でも信じられないくらいの炭酸ガスを発生させるのです。ですから、初期のシャンパーニュ発、口当たりの良いほんのり甘いワインは、食卓に乗る前に、あちこちで大騒ぎを起こしたことでしょう。転んでもタダでは起きないこの修道院副院長は、逆にこの現象を奇貨として、砂糖の量から作業工程やらをマニュアル化しました。おわかりですね、この人物がかのドン・ペリニョン師です。普通ビンの中では(噴き出さないように王冠の栓をして)18ヶ月から60ヶ月かけてゆっくり発酵させます。また、いわゆる元酒(もとワイン)は、数種から数十種類のワインを混ぜ合わせて使用します。
 銀座で一本十数万円のドン・ペリニョンを口にすることが出来ないからと、やっかみで言う訳ではありませんが、この伝統的手法でつくったスパークリング・ワインには果実由来のフレッシュな香りはありません。それゆえに、ビン内二次発酵方式の場合、メローに熟成味を強調して造ろうという傾向があります。
 OcciGabi Wineyではこの製法のスパークリング・ワインについて、シャルドネを中心に試行していますが、お客様に提供できるのはもう少し時間がかかりそうです。
 
②炭酸ガス後充填式スパークリング・ワイン
 前記ビン内二次発酵方式の欠点は、時間が大変かかることと、新鮮な果実香があまり楽しめないことですが、一本一本出来上がりが微妙に異なることも困りものです。それゆえ考え出されたか、それとも初めから即製を考えてかはわかりませんが、コルクを打つ前に炭酸ガスを吹き込んでガス圧をある程度一定に保つ方式が考え出されました。
 炭酸ガスを一本一本ビンに吹き込むことは困難ですので、大きな耐圧タンクで後充填を行います。この方式の利点は、一般に出来たてのフレッシュなワインを元酒としますので、飲むときに、泡と果実由来のよい香りが弾けて、強く香ることにあります。
 OcciGabi Wineyではこの製法により、ケルナーとバッカスをスパークリング・ワインにしています。どちらの品種も素晴らしい芳香をもつため、この方式が最適と判断した次第です。
 
③ランブルスコ型ワイン(果汁及び炭酸ガス後充填式)
 皆さんは暑い盛りにワインを飲みたいとお思いになるでしょうか。もちろん。年がら年中暑くても寒くてもワインを飲んで、おおいに我が業界を賑わしてくださる神様のような人もいらっしゃるでしょう。しかしながら、正直申しまして、ワインは夏の盛りに売り上げを落とす商品です。造っている私どもでさえ、太陽の下での畑仕事の後は、ビールを飲みたくなりますので。
 名前の通り、夏暑いイタリアのある地方の方々が考え出した真夏のワイン消費振興策。アルコール分を下げ、炭酸を含ませることで飲みやすくし、出来たら倍の量を飲んで頂こう。発想は、カシスジュースとシャンペンのカクテルとでもいうべき「キール・ロワイヤル」からかもしれません。
 一時、アメリカで流行った「ワイン・クーラー」にも似ていますが、あちらはワインをソーダ水で割っただけですので、水っぽくてあまり美味しくなかったように思います。
 OcciGabi Wineryでは、ぶどう畑の横にカシス、ブルーベリー、レッドカーランツ、ホワイトカーランツ、ハスカップ、フランボワーズを栽培しています。できれば、2017年夏に少量ながらこれらを使用してランブルスコの製造を始めたいと思っています。ピュアでフレッシュな果汁と、ワインを合わせてアルコール度数を7%程とし、炭酸ガスを加えるのです。
 
 以上3種の炭酸ガス内包型ワインのことを述べましたが、全てドン・ペリニョン師の地元ワイン振興策に端を発しています。きちんとぶどうを作り、ワイン造りしている地域には、このような特権が許されるのではないでしょうか。先人に想いを馳せながら、後に続く我々も、やはり原料づくりであるぶどうの栽培に手を抜いてはいけないのだと胆に銘じています。
 ドン・ペリニョン師の話は、何百年以上も前のこと。今やヨーロッパのワイン用ぶどう栽培の北限は、スウェーデンのマルメー、ストックホルム近郊と聞きます。まさに隔世の感あり、そして温暖化はヨーロッパでも、といった感じです。

Kerner Sparkling ケルナー スパークリング

しっかりとした泡立ち。心地よい刺激とともに芳香があふれます。キリッとドライな味に仕上げています。

酸が高いためスッキリとした味わいのケルナー・スパークリング・ワイン。辛口のスパークリング・ワインがお好きな方にはこちらをお勧めします。スモークサーモンやサラダなどのスターターやチキンのグリル、羊肉のお料理などと一緒に合わせると味わいを楽しんで頂けます。良く冷やしてお飲みください。

発泡白/辛口/750ml
余市町産 ケルナー 100%
アルコール度数 12.0%
2,800 円 (税込)

Bacchus Sparkling バッカス スパークリング

クリーミーでふわっとした泡だち。華やかな香りと、ふくらみのある味わい。パーティーで大活躍することでしょう。

果実の香りがとても華やかなバッカス・スパークリング・ワイン。中辛で飲みやすいので老若男女どなたにでもおススメ。お祝い事やパーティーでの「乾杯!」には是非このワインをお使いください。白身魚のカルパッチョやアクアパッツァ、ピッツァ・マルゲリータなどに合わせると美味しく楽しんで頂けます。良く冷やしてお飲みください。

発泡白/辛口/750ml
余市町産 バッカス 100%
アルコール度数 10.5%
2,800 円 (税込)
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白ワイン

Kerner ケルナー

余市といえばケルナー、ワイン用ぶどう品種で随一の作付面積を誇ります。まさに、余市の代表選手といえるでしょう。

 ドイツで開発された、トロリンガー(フランス名:グルナッシュ)とリースリングの交配品種です。ケルナー香(Kerner Tone)という独特の芳香を放ち、酸味を少し強調してキリッとした味わいに仕上げると、上質の食前食中ワインとなります。
 1977年、ドイツ留学からの帰国時に私が持ち帰った40品種のひとつですが、今まで秘密にしていたことがあります。今や時効ですから申し上げますが、実は当時、ドイツ国内ではケルナーに対する評価が高く、ドイツからの持ち出し禁止品種となっていたのです。
 「いくらドイツ政府が努力して作り上げた品種とはいえ、よいぶどうを世界中に広めることこそが研究者の誇りである。」とするドイツ人教授の尽力で、こっそり私が持ち帰ることとなりました。勿論、日本の農水省は黙認。おかげさまで余市のみならず、北海道で一番人気のワイン誕生となりました。このゲルマン魂の権化のような老教授は、残念ながら2年後ガンで亡くなりましたから、この逸話を披露してもお咎めなしというところでしょうか。
 このケルナー、余市町で爆発的に拡がりましたが、それは気候条件が合致していたからです。熟期が10月中旬と遅く、寒冷な頃の為、成熟果に付き易いボトリティス(Botrysis、かびの一種)にかかりにくく、収穫量が安定しているのです。
 OcciGabi Wineryではドイツ風に仕上げています。絞った果汁のうち3~5%を、別に取り置いて冷蔵します。これを取り置き果汁(Sweet Reserve)と呼びますが、3~4ヶ月かけて発酵・清澄したワインに、この果汁を戻してビンに詰めるのです。フレッシュな香りと、ちょっぴり甘みも加わりますが、完全辛口にワイン化するのは逆に難しい品種でもあります。
 尚、品種名は、この品種を交配作出した学校兼研究所の町出身の詩人・医者であるユスティヌス・ケルナー(Justinus Kerner)に因みます。

Kerner 2015 ケルナー

花や香料のような香り。柑橘系の爽快な酸が心地よい。余市の入門編として是非お試しください。

2015年のケルナーは酸が高めですが、味も香りもケルナーらしさが良く出ています。食前にクラッカーやバゲットなどと一緒に、またはトマトソースのパスタ料理などと召し上がるのがおススメ。もちろん、シンプルにこのワインだけを飲んで頂いてもOKです。適度に冷やしてからお飲みください。

白/辛口/750ml
余市町産 ケルナー 100%
アルコール度数 12.5%
2,160 円 (税込)

Kerner 2014 ケルナー

天候に恵まれた2014年。ケルナーらしさがあふれています。

天候に恵まれた2014年のケルナーは香りと味、そのどちらもが素晴らしく仕上がりました。酸もきちんと残っていますので、味は辛口です。アペリティフとしてフィンガーフードと一緒に、またはサーモンのムニエルなどと合わせると美味しく楽しんで頂けます。適度に冷やしてお飲みください。

白/辛口/750ml
余市町産 ケルナー 100%
アルコール度数 12.0%
2,160 円 (税込)

Kerner 2013 ケルナー

2年のビン熟成で大きく変わりました。在庫は残りわずかとなりました。お早めにお買い求めください。

出来立ての頃は酸が際立って高く「すっぱい」ワインでしたが、3年のビン熟成を経て酸が落ち着き、甘みや香りが強く出て美味しいワインになりました。食前酒としてやデザートと一緒に、また魚介類のカルパッチョなどと合わせると、このワインを楽しめると思います。
適度に冷やしてからお飲みください。在庫が少なくなってきましたので、お早めにお買い求めください。

白/辛口/750ml
余市町産 ケルナー 100%
アルコール度数 12.0%
2,000 円 (税込)
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白ワイン

Bacchus バッカス

酒と享楽の神バッカス。豊かな香りと果実味に根強いファンが存在します。

 交配親は(ジルバーナ×リースリング)×ミュラー・トゥルガウです。ミュラー・トゥルガウ自体が近年の研究ではリースリングの自家交配種ということですので、バッカスには、ジルバーナの血が1/4、リースリングの血が3/4入っていることになります。
 今から5000年前のナイル河中流域にルーツを持つとされるグート・エーデル(フランス名:シャスラ)を別格とすれば、ドイツの白ワイン品種は20世紀初頭まではジルバーナ、リースリング、エルプリングが主流を担っていました。これらは寒冷な気候でもよく成育し、古代ローマ時代以来のゲルマン民族の食卓を飾っていたと思われるのですが、それでも極端に寒い夏の年は、いわゆる「花振るい」という受精不良現象を起こして、粒がパラパラとしか着果せず、また果汁も酸味が強く、美味しいワイン造りには難が多いため、ワイン農家泣かせの品種群でした。
 19世紀末以降の品種改良研究の成果として、ミュラー・トゥルガウ、ケルナー、バッカス、ショイレーべがこの世に現れ、それらは20世紀後半ドイツ国内で隆盛を極めることとなります。その後、時々の流行もあって、白品種群のドイツ国内作付面積の順位は入れ替わりが激しいのですが、それでもこのバッカスは、上位5位程度を常にキープしています。
 人気の理由は、独特の芳香でしょうか。上位3品種であるミュラー・トゥルガウ、リースリング、ジルバーナと比べて、このバッカスやケルナー、ショイレーベは、独特のトーン(香り、味わい)を有していて一定のファンを獲得しているようです。勝手に名付けて、「芳香三兄弟」とでもすべきでしょうか?
 バッカスの品種名の由来は、ギリシャ神話に出てくる酒と享楽の神バッカス(ギリシャ名はデュオニソス)です。バッカスは、葡萄の栽培法とワインの製造法を学び、民衆から熱狂的な支持を得ました。そして、バッカスの酒があまりに美味しく、強烈な陶酔をもたらすため、たびたび狂乱するありさまだったそうです。何となくお酒好きが寄ってきますようにとの名付けかもしれません。
 この品種も、1977年私の手で日本に持ち込まれました。

Bacchus 2015 バッカス

花やトロピカル・フルーツのような香り。しっかりとした果実味のなかにスパイシーさも。お食事との組み合わせが広がります。

同じ畑のぶどうを使っても毎年味の違うワインが出来ます。2013年、2014年、2015年のバッカスを飲み比べて頂くと、その違いが良く分かります。「垂直飲み」というそうですが、ワインにはそんな楽しみ方もありますよ。是非、ご自分の「舌」で違いを味わってみてください。オイル系のパスタ料理と合わせて頂けると、より楽しんで頂けます。適度に冷やしてからお飲みください。

白/辛口/750ml
余市町産 バッカス 100%
アルコール度数 11.5%
2,160 円 (税込)

Bacchus 2014 バッカス

天候に恵まれた2014年。芳香溢れるバッカスらしいバッカスです。

「バッカス香」が良く出ているこのワインはとてもバッカスらしいバッカスです。サラダやソーセージ、サラミ、またはポークソテーなどと合わせて頂くと美味しく楽しんで頂けます。適度に冷やしてお楽しみください。

白/辛口/750ml
余市町産 バッカス 100%
アルコール度数 11.5%
2,500 円 (税込)

Bacchus 2013 バッカス

2年のビン熟成を経て、素敵に開きました。在庫はわずかです。お早めにお買い求めください。

香りが少し控え目な2013年のバッカスですが味はバッカスらしさが出ています。軽い前菜、またはブイヤベースなどと一緒に楽しんで頂くのがおススメです。適度に冷やしてからお飲みください。こちらも在庫が残り少なくなってきましたので、お早めにお買い求め願います。

白/辛口/750ml
余市町産 バッカス 100%
アルコール度数 11.0%
2,500 円 (税込)
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白ワイン

Chardonnay シャルドネ

地球上で一番栽培本数の多い白ワイン用品種。辛口ワインの代表格として、新樽熟成後、ビンでも中期熟成させる品種です。

 その昔(といっても極く最近の1880年頃)フランスにシャルドネ(Chardonnet)という名の化学者がいて、面白い物を発明しました。ニトロセルロースをアルコールエーテル液に溶かし、別の酸性溶液の中に注射器で射出して、絹状の繊維を得ました。その輝きがあたかも光線(仏語でrayon=レーヨン)のようだったので、名付けてシャルドネ・レーヨン。人造絹糸の登場です。その後次々と銅アンモニアレーヨン、ビスコースレーヨン、ナイロン、テトロン、アセテート等々様々な合成繊維が生まれますが、まさにシャルドネこそ基本技術の創案者なのです。高校時代はサッカー部に居ながら化学部の部長も兼任していて、シャルドネの実験をなぞって喜んでいた私ですが、その名は深く私の胸に刻み込まれました。
 それがどうでしょう。シャルドネの暮したブザンソンからほど近いブルゴーニュが原産の、その名もピノ・シャルドネ(Pinot Chardonnay)という白いワイン用ぶどうと20代に知り合い、その後ずっと40年以上もお付き合いする身になろうとは。
 品種学上は、ブルゴーニュの代表品種ピノ・ノワールの白子(アルビノ=色素欠落種)である、ピノ・ブランのさらなる突然変異種ということになっていますが、ピノ・ブランとは栽培学上(すなわちぶどうそのもの)もワイン醸造学上(ワインの味)も異なった特性を持っています。
 私の西ドイツ留学時代である1970年代は原産地ブルゴーニュとその近辺以外では殆んど栽培されておらず、400km程東のライン河上流域のドイツ・バーデン地方に於いてはピノ・ブランは奨励品種なのに、ピノ・シャルドネは栽培禁止品種になっていたのですから驚きです。温暖化の影響もあって、現在ではドイツ最南部のバーデン地方では、良き白ワイン用品種と認められつつあります。大戦後の70年間の後半である1980年代以降は、地球上の新しいワイン地帯に沢山植えられました。北米、南米、オーストラリア、ニュージーランドといった具合にです。結果、現在地球上で一番隆盛の(栽培本数の多い)白ワイン用品種となりました。それは同時に世界の栽培家(醸造家)にとって最重要な白ワイン品種になったことを意味します。モンラッシェ、ムルソーが鼻高々でいられるのもあと僅かの気配が感じられる程、新世界のシャルドネに優秀なものが多く出て来ました。栽培醸造家にとって人気の理由は、ワインを辛口に仕上げた時その真価を発揮しやすいぶどうであり(個性的な香りとコクのある引き締まったワイン)、世界中が辛口嗜好で食事向きのワインを求めているという最近の流れに叶っている点があげられます。
 通常はオークの内壁を中程度にローストした新樽で熟成させた後、ビン詰めし、多少黄金色になった頃に飲む中期熟成タイプのワインです。

Chardonnay 2015 シャルドネ

バニラとともに柑橘系の香りが広がります。今飲んでもおいしいですが、できれば熟成させて楽しみたい一本です。

植えて3年目の木なので凝縮感はまだ薄いですが、その分さっぱりとした味で和食に良く合います。樹齢を重ねるごとに美味しくなっていくはずなので、まずは2015年の味を覚え、2016年2017年と味の変化を毎年楽しんで下さい。皆さんと一緒に育てて行くワイン、にしたいと考えております。2015年秋に収穫した実を選果後、除梗し破砕。一晩置いてから搾汁し、ステンレスタンクで発酵させその後清澄。2015年12月にフレンチオークの新樽に移しマロラクティック発酵(Malo-Lactic Fermentation:りんご酸・乳酸発酵)をかけ、3か月間だけ樽熟成しビン詰めしビン熟成をかけました。バーニャカウダやチーズフォンデュ、白身魚のソテーなどと一緒にお楽しみください。少し冷やしてからお飲みください。

白/辛口/750ml
余市町産 シャルドネ 100%
アルコール度数 12.5%
3,500 円 (税込)
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白ワイン

Kerner Auslese アウスレーゼ

極上の甘口ワイン。食事の最後にデザート・ワイン、カッコいいですね。ぶどうの果実味が凝縮された、上品な甘さは他にはないものです。

 10月に雨が少なかった年のみ、ケルナーを枝に長く成らせて、ぶどう粒を半レーズン状で収穫することが可能です。水分が抜けることで、ぶどうからとれる果汁の量は大きく減りますが、その分果実味が凝縮されます。当然、ぶどうの糖度も自動的に3~5割上昇、30度前後となり、造られるワインも発酵し切れず甘みを強く残すことになります。
 第二次世界大戦後の西ドイツのワイン法には、一級ワインに限り5つの特別格付けが存在しました。下から順にカビネット(Kabinett)、シュペートレーゼ (Spatlese)、アウスレーゼ (Auslese)、ベーレンアウスレーゼ (Beerenausslese)、トロッケンベーレンアウスレーゼ(Trockenbeerenausrese)と、何やら舌を噛みそうな名前がずらりです。EU統合の際に、各国のワイン法も統合しようということになり、この格付け称号は消滅しました。
 OcciGabi Wineryでは、別に往時を偲んでと言う訳ではありません。畑で通常より3週間以上長成(ながな)らせし、干しブドウ状の実を収穫することは、長成期間中の降雨など、相応のリスクがあり、出来ない年もあります。
 そんな貴重なぶどうからつくったワイン。希少品(ラリテート:Raritat)な一級ワインであるとの思いと、あまり名前が長くてもお客様に覚えていただけないかなと考え、ドイツ語の普通名詞であるアウスレーゼ(選抜されたものの意)と名付けました。
 その野性味と甘みゆえ、食後のデザートワインとしてお勧めです。

Kerner Auslese 2015 ケルナー アウスレーゼ

口いっぱいに広がる凝縮された果実味。普段は辛口しか飲まない方も、特別なディナーの最後をこの貴重なワインで。

はちみつのような香りとフルーティーな甘さを楽しめるこのワインは食後酒におススメ。デザートやチーズ、またはドライフルーツやレバー・パテなどと一緒に召し上がれば、お互いの味を引き立てます。本来は10月に収穫するケルナーですが、特別にそのまま木にならせたまま11月までおき、水分が抜け、干しぶどうのような状態になった実を収穫、選果後、除梗し破砕。一晩置いてから搾汁。もともと水分が抜けているぶどうなので、搾汁率も低く、大変貴重な果汁をステンレスタンクで発酵させその後清澄させ、ビン詰めしました。常温でもOKですが、少し冷やして頂くと飲みやすくなります。

白/甘口/750ml
余市町産 ケルナー・アウスレーゼ 100%
アルコール度数 14.0%
4,500 円 (税込)
index
赤ワイン

Zweigeltrebe ツヴァイゲルトレーベ

オーストリアの代表選手。苦労して持ち帰った品種で私の子供のような存在です。

 オーストリアはウィーン由来の品種です。オーストリアもドイツ同様白ワイン大国で、全作付面積の5/6が白ワイン品種。しかも、そのうちの2/5がグリューナー・フェルトリーナ(G.Veltliner)というちょっと酸味の強い白ワイン向けの品種です。
 しかし、全ワインの33%を占めるこのグリューナー・フェルトリーナには及ばずとも、5%程で並ぶ2つの赤ワイン品種は無視できません。それが、ツヴァイゲルトレーベとブラウ・フレンキッシュ(独名:レンベルガー)です。
 このツヴァイゲルトレーベの誕生には、とても心温まるエピソードがあります。その昔、18世紀後半にオーストリアの王家(バンベルガー朝ハプスブルグ家)から一人の王女がフランス王家(ブルボン朝ルイ家)に嫁ぎます。ルイ16世夫人となったマリー・アントワネットです。フランス革命の露と消える悲運の美女ながら、ジャガイモをフランス全土に拡げたり、ウィーンの実家にフランス有用ワイン品種を送ったりと、地味ながら、とても意味あることも色々した人です。さて、同時代の人であるドイツの詩人ゲーテが、フランクフルトに住みながら、馬車で一週間以上離れたアルザス近くのライン河畔の村に、50才近く年の違う愛人を繁く訪問した話はドイツでは有名です。その彼が、すぐ近くのフランス領ではサン・ローランというピノ・ノワール系のぶどうのワインが流行っていると書き残しました。このサン・ローランをアントワネットがウィーンに送り、時は移って20世紀前半にオーストリア国立研究所で交配されツヴァイゲルトレーベとなったのです。この国立研究所は、かつてのハプスブルグ家の所領に立ち、所長の名前がツヴァイゲルト博士という訳です(レーベとはぶどうの意)。往時を偲んでか、ウィーンの酒場やレストランではワインリストを広げると、先ずこの品種が赤ワインではずらりと並んでいるのも肯ける話ですね。
 さて、このツヴァイゲルトレーベも、1977年に私自身の手でウィーンから日本に導入されましたが、持ち帰ることは容易ではありませんでした。
 ドイツの学校では理論の勉強の他に多くの実習作業があります。全校生徒60人のそれぞれに4品種各100本程の異なったぶどう品種を管理させる品種比較試験園があり、教官が管理の仕具合をチェックする大事な実習です。どういう訳か私に割り当てられた品種で毎年、房成りも色付きも格段に良いぶどうがあり、これがツヴァイゲルトレーベでした。記念にということもありこの品種の苗を400本欲しいと校長に申し出たところ、なんとNeinの返事。“Nein, Herr Occi, es geht nicht(いや、落君 それは無理だね)”。オーストリア・ウィーンの国立研究所から栽培試験目的で預かっている100本だから、私にプレゼントするのはルール違反。欲しいなら、ウィーンに直接お願いに行きなさい、とのことでした。無理と言われると余計に欲しくなるのが、私の性分。私は、すぐにウィーン研究所の所長を訪問し、同研究所付属醸造所での2カ月研修と、このツヴァイゲルトレーベの苗木400本のプレゼントの約束を取り付けました。そうして持ち帰った品種ですから、私のこの品種に傾ける愛情もひとしおです。

Zweigeltrebe 2015 ツヴァイゲルトレーベ

バニラ香とほどよい果実味の調和。OcciGabi Wineryの赤ワインのスタートとして、気軽にお試しいただきたい一本です。

ピノ・ノワールの血を引く品種なので飲んだ方からは良く「ピノ・ノワールの味がする」と言われます。ピノ・ノワールには適わないまでも、ビンで熟成させると味に奥行きが増します。2015年秋に収穫した実を選果後、除梗し破砕。酵母を加え皮ごと発酵させ、発酵後に搾汁し、ステンレスタンクで清澄。2015年12月にフレンチオークの新樽に移しマロラクティック発酵(Malo-Lactic Fermentation:りんご酸・乳酸発酵)をかけ、3ヶ月から6ヶ月間樽熟成。ビン詰めしてさらにビン熟成をかけています。生ハムやトマトソース・パスタ、牛肉のステーキの他、魚料理や煮物、漬物などとも相性が良いです。常温でお飲み頂ければ味が良く分かります。抜栓後、しばらく置いてからお楽しみください。

赤/辛口/750ml
余市町産 ツヴァイゲルトレーベ 100%
アルコール度数 12.5%
2,300 円 (税込)
index
赤ワイン

Dornfelder ドルンフェルダー

ドイツ品種の御曹司的存在。地味ながら余市の気候にマッチしたダークホース的品種です。

 祖父母の代までさかのぼると、ピノ・ノワール、グルナッシュ、ポルトゥギーザー、ブラウ・フレンキッシュと、ドイツを代表する赤ワイン用品種の全てが揃う豪華な顔ぶれの家系の御曹司的な交配種です。
 栽培する側からすると、皮が厚くてボトリティス(Botrysis、かびの一種)にかかりにくく、収穫量が安定している利点があります。
 また、ワイン造りの醸造的視点で見ると、青黒い色素と皮由来のタンニンが豊富で、新樽熟成や長期ビン内熟成に向いていると言えるでしょう。
 ドイツの友人達は赤いスパークリングにも適していると言っています。
 40年前に私の手で日本に導入されたものの、現在ではほとんど忘れられた存在となっているのが残念です。
 余市の気候には適合しており、この品種の再生に力を尽くしたいと考えています。

Dornfelder 2015 ドルンフェルダー

バランスのとれたワインで、程良いタンニンも魅力です。派手さはありませんが、一度飲むとファンになりますよ。

おとなしい味のワインなのでどんな料理にも良く合います。ワインの味の仕上がりが早く、仕込んで半年も経てば飲み頃にはなりますが、さらにビンで熟成させると深みが増して行きます。2015年秋に収穫した実を選果後、除梗し破砕。酵母を加え皮ごと発酵させ、発酵後に搾汁し、ステンレスタンクで清澄。2015年12月にフレンチオークの新樽に移しマロラクティック発酵(Malo-Lactic Fermentation:りんご酸・乳酸発酵)をかけ、3ヶ月から6ヶ月間樽熟成。ビン詰めしてさらにビン熟成をかけています。あまりなじみのない品種名ながらも、飲んで頂くと「美味しい」とファンの多いワインです。サラミや羊料理、牛肉のステーキなどと合わせて頂くと、お互いを引き立てて美味しく楽しんで頂けると思います。

赤/辛口/750ml
余市町産 ドルンフェルダー 100%
アルコール度数 13.0%
3,800 円 (税込)
index
赤ワイン

Cuvée Cabernet キュヴェ カベルネ

OcciGabi Winery のフラッグシップ。ドイツと余市の奇跡的な出会いから生まれた、他にはないワインです。

 「ドイツの気候でも育つカベルネ・ソーヴィニョン」を目指し、30年以上の新品種交配研究の結果、ドイツが1999年に送り出した品種群があります。全部で6品種あり、カベルネ・クービン、カベルネ・ドルサ、カベルネ・ミトス、カベルネ・ドーリオ、アコロン、そしてパラスとなります。6品種とも本家カベルネ・ソーヴィニョンよりは早熟で、冷涼な気候に適合しながらも、重厚な味わいを有したぶどうです。ワインを作る時は、本家ボルドーに慣らって、少なくとも3品種以上を混合(キュベ)して、新樽熟成させた後ビン詰めします。
 開発した国立教育・試験機関の卒業生という縁から、1999年11月、私がカベルネ・クービンの名付け親に指名されるという栄誉に浴しました。ドイツ国営テレビでの記念講演を依頼されて現地を訪問した際、特別に新品種の苗木を分けて頂いたのです。その苗木は気候が適合していると判断した余市に植えました。
 カベルネ・ソーヴィニョンは、本州においても高温多湿な気候が災いし果実の凝縮感が不足、これまで十分な成果が出ていません。一方で、梅雨や台風の影響が少なく、気候もドイツに近い余市であれば、新たに開発されたカベルネ系品種が適合すると考えた次第です。
 当ワイナリーでは、カベルネ・クービン、カベルネ・ドルサ、カベルネ・ミトス、パラス、アコロンの5種を作付けていますが、試行錯誤の上、アコロンを除く4品種をキュベ(混合)し新樽100%で熟成させています。
 ドイツの気候向けに作られた品種ながら、ここ余市でも大いに適合しました。数あるボルドー・ブレンド・タイプの日本ワインと比べても、色は濃く、香りも芳醇、濃厚な味わいのあるワインと自負しています。タンニンも十分あり長期熟成用ワインとして、造り手として是非ともオススメしたいワインに仕上がっています。
カベルネ・クービンの名付け親であることの証明書
新品種交配研究裏話
 1999年11月、ドイツの記念講演に出席した際、上記6つの品種群の開発過程が政府機関から細かく公表されました。
 交配のドイツ側の親は、レンベルガーとトロリンガー(フランス名:グルナッシュ)で、これらはどちらもドイツではポピュラーな品種。そしてもう一方の親はボルドーのカベルネ・ソーヴィニョンです。両者を受粉交配し、種子を大量に得ます。何千の優良な種子を一粒ずつ発芽させ成長させぶどうを数房成らせますが、この時、自家受粉させます。メンデルの遺伝の法則に従い、新しい形質を固定するためです。ここまでの行程が3年。この時点で新しい種子が手に入り、又同じことを3年行いますが、その間成長が順調な木(それぞれ、たった一本)を幾つかに刻んで適切な台木に接ぎ木します。成長が不順なものはこの時点で脱落します。試験番号を与えて、(例えばA-2345とか)、各試験品種3本の接ぎ木苗を確保し、翌年、本栽培第一段階に持ち込みます。ここまでトータルで7年が経ちました。この後試験圃場でそれぞれの試験番号品種3本ずつを育てるのです。3本というのは3年後に10kgのぶどうを得るための苗木本数です。当初掛け合わせた総数から、ここまで200試験品種に絞り込みます。レンベルガー×カベルネ・ソーヴィニョンとトロリンガー×カベルネ・ソーヴィニョンそれぞれ200試験品種ですから合計400品種1200本です。
 さて、このあたりからワイン作りの本筋たる醸造がからんで来るのですが、3~5年の幼木に成った毎年10kgのぶどうから作ったワインの色・味・香りをよく見て、この各200品種を20品種程度に絞り込みます。残りは廃棄。これで合計15年経過。選別された20品種を接ぎ木で増殖して各70本の苗とし、更に大きな試験圃場に植え育て、成らせます。各200~300kgのぶどうを収穫するためです。ここまで又5年。毎年気候の違う中で収穫し、ワイン作りを繰り返します。ここで更に5年。スタートから25年が経過しました。
 最終的には1組の両親の子を2~3品種だけ選び残します。この後大面積栽培試験(約2ha)と大容量醸造試験、そしてワインの長期熟成試験が待っています。この行程に最低7~8年で以上合計32~33年。大面積栽培試験は信頼出来る一般農家の畑で行われますが、すべての試験が完了するまで、これら新品種は一切公開されません。これだけ厳しいプロセスを経ても最終段階で諸々の理由から廃棄の可能性もあるそうです。

Cuvée Cabernet 2015 キュヴェ カベルネ

複雑な香りと凝縮した果実味、そして力強いタンニン。これが日本のワイン?!と驚いていただけること請け合いです。

私共のフラッグシップワインであるキュベ・カベルネ。日本国内では当社だけが販売しています。心地良い樽香と複雑な味を持ち、ビンで寝かせればどんどん美味しくなるワインです。2015年秋に収穫した実を選果後、除梗し破砕。酵母を加え皮ごと発酵させ、発酵後に搾汁し、ステンレスタンクで清澄。2015年12月にフレンチオークの新樽に移しマロラクティック発酵(Malo-Lactic Fermentation:りんご酸・乳酸発酵)をかけ、3ヶ月から6ヶ月間樽熟成。ビン詰めしてさらにビン熟成をかけています。ビーフシチューや鴨料理、ステーキなどと合わせるのがおススメ。2015年のキュベ・カベルネはすでに完売しましたが、2016年のキュベ・カベルネがもうすぐ美味しく仕上がりますので、楽しみにお待ちください。

赤/辛口/750ml
余市町産 カベルネクービン カベルネドルサ カベルネミトス パラス
アルコール度数 12.0%
3,800 円 (税込)
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赤ワイン

Pinot Noir ピノ・ノワール

テロワールをストレートに表現する、味覚に透明感のある品種。余市のテロワールの大きな可能性を強く感じさせるワインです。

 意外と知られていないことですが、ドイツで一番作付面積の多い赤ワイン用品種はピノ・ノワールです。規模にして4,600ヘクタール。ドイツの全作付面積は10万ヘクタールですから4.6%に相当します。ちなみに白ワイン品種を入れると、ミュラー・トゥルガウ25%、リースリング20%、シルバーナ8%、ケルナー7%と白ワイン品種が上位に並び、ピノ・ノワールは5番目です。
 もっともドイツ国内ではピノ・ノワールではなく、ブラウアー・シュペートブルグンダー(Blauer Spatburgunder)と呼んでいます。意味は、「青い晩成のブルゴーニュぶどう」です。
 ピノ族(ブルゴーニュぶどう族)には、他にピノ・ブラン、ピノ・ムニエ、ピノ・グリ、サン・ローラン、ピノ・シャルドネ、オーセロワ等、多数ありますが、その中でもこのピノ・ノワールが主幹品種(他は変異種)でしかも熟期が遅いから、ドイツではそう呼ばれたのでしょう。
 理屈っぽさでついでに言いますと、一般にぶどうの品種名には、あまり赤と白を使わず、黒とか青、緑を用います。実際に畑で仕事をしていると分かることですが、真黒な、いや青黒い実から赤ワインが造られるし、白ワイン用のぶどうは緑色か黄緑色です。
 ピノ・ノワールもその出自を考えるとブルゴーニュですから、寒冷地である北海道が適地であることは当たり前のことなのです。

Pinot Noir 2015 ピノ・ノワール

醸造可能本数が少ないのが本当に残念。手に入れることができたお客様は、1年以上ビン熟成させてから飲んでほしい一本です。

2015年秋に収穫した実を選果後、除梗し破砕。酵母を加え皮ごと発酵させ、発酵後に搾汁し、ステンレスタンクで清澄。2015年12月にフレンチオークの新樽に移しマロラクティック発酵(Malo-Lactic Fermentation:りんご酸・乳酸発酵)をかけ、12カ月間樽熟成。このワインを2016年の12月に樽からビン詰めしたばかりなので、まだ樽香はきついながらも、味、香り、色がとても良いピノ・ノワールに仕上がりました。さらに1年ビンで熟成をかければ樽香も程よく、丸い味になるでしょう。魚料理、肉料理どちらにも良く合いますが、生ハムや牛肉の煮込み料理、ラグーソースのパスタなどと合わせるのが特におススメです。2015年物のワインの中では一番の自信作です。

赤/辛口/750ml
余市町産 ピノ・ノワール 100%
アルコール度数 12.0%
5,400 円 (税込)
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