169.トゥーンベリの主張と世界の首脳達の反応

2019/10/01
 
 グレタ・トゥーンベリ。スウェーデン出身の16才の人です。彼女の言っていることは何人(なんぴと)も反論が許されない程完璧に正しいと思います。現在71才の私などは彼女の主張を聴くと本当に恥ずかしくなります。そうです。現在50-60才以上の人々は何とか人生を普通に全う出来そうです。しかし彼女の世代の人々は確実に私共の残した大量の二酸化炭素のもたらす、地球環境悪化のツケを支払わされるのです。いや、可成りの確率で彼女が涙を流しながら訴えるように、人類は絶滅の淵に沈む可能性が大です。
  目前の次期大統領選への影響を考えて、出る気も無かったくせにチラと国連に顔を出したトランプ氏を睨む彼女の形相がTVで大映しとなりました。
  今回各国の首脳が本気で取り組む姿勢を見せ始めたのは、彼女の強い主張もありましょうが、現実にアルプスの万年雪が消え去ったり、合衆国東海岸と日本東岸(千葉県)をほぼ同時期に襲った、巨大ハリケーンが未曾有の惨禍を残したこととも無縁ではないと思われます。我が小泉進次郎環境大臣自身、国連でこのように事が運ぶとは想像もしていなかったのかも知れません。
  彼女の言う「世界の大人達はお金と経済発展のことばかり議論していて、私達の未来を奪う裏切り者だ。」この言葉にきちんと向き合わない人々は本当に地獄行きとなりそうです。
  日本の景気浮揚も韓国との諍いも消費増税のことも二の次となりそうな、大きな大きな議題掲示となりました。
  小さきことながら、自身の身辺ではオールLED化を試みたり、窓をすべてドイツの木製三重サッシにしたりと、エネルギー節約に注力はしていますものの、何やら「地方創生」、「地道にまともなワイン作りを」という私のテーマはトゥーンベリの大きなムーブメントとは波長が合いそうです。そして我が国土の自然回帰の象徴として、巨大ハリケーン(台風)禍への反省よろしく、日本中から電柱を無くす地下埋線のプロジェクトも強く推し進める時がやって来ました。